美味しい卵は、健康なニワトリから! たつかーむのこだわりをご紹介します。
飼育方法にこだわっています。
農場たつかー むのニワトリの飼育方法は「平飼い」といって、ニワトリを地面の上で放し飼いにする方法です。鶏舎は4面開放鶏舎。約3500羽のニワトリたちは飼育ス ペース(小屋)の中で、自由に元気に走り回っています。適度な運動をするので、健康的で病気やウィルスなどに対する免疫性も高くなります。
また、ニワトリたちは年齢(日齢)によって、飼育スペースが分けられています。たつかーむの鶏舎は全部で12棟。一つの鶏舎が2~6のスペースに区切られ、その 中で日齢ごとに飼育されています。
鶏舎一つの飼育スペースにメンドリ100羽に対して、オンドリが5羽入っています。オンドリ同士の力関係も微妙。強いモノが他のオンドリに対して、「コラ!そ のメンドリに近づくんじゃない!」とばかりに威嚇することもあります。
エサにこだわっています。
安全性に問題のある輸入物の配合飼料は使っていません。PHF(ポスト・ハーベスト・フリー:収穫後の農作物に農薬をかけていない)、非遺伝子組み換え飼料を採用しています。
- 地元の小麦、米ヌカ、大豆を主体に、青草(自農場で有機栽培で育てた野菜の切れ端、野原でとれたヨモギ、牧草など)、またEMボカシ(微生物発酵飼料)もたっぷり与えています。
- 青草のない冬場は、デントコーンやカボチャを断裁して、EM菌を混ぜて発酵させたサイレージを多く与え、卵の味を一定においしく保つようにしています。カボチャはカロチンが多く、黄身の色が鮮やかになります。
- 薬剤や人工の添加物も使っていないので、卵に有害物質の蓄積がなく、安心して召し上がっていただけます。
- 貝殻(カキがら)をエサに混ぜて多く与えていますので、卵の殻が固いです。また、動物性たんぱく質の補給に魚粉も与えています。
ニワトリの健康管理に気を配っています。
農場たつかーむでは人間の手で一つ一つ卵を集めます。毎日、ニワトリに接していることで、ニワトリの健康状態も把握することができ、異常があるとすぐに報告・対策をとることができる仕組みになっています。
朝8時過ぎから夕方5時までスタッフはずっと鶏舎に張り付いていますので、ニワトリに異常があった場合など、 すぐに対応することが可能です。
また、鶏舎及び日齢による飼育スペースごとに、集卵数と、健康状態チェックを毎日記録につけています。
元気な卵を産んでもらうために、配慮しています。
自然養鶏では、卵の生産過程を機械的に合理化せず、ニワトリ本来の生命力を維持させて、抗生物質等の薬剤無しの飼育を実現させています。そのために、1坪あ たりの羽数を少なくし(ケージ飼いの5倍の土地が必要)。飼料づくりと配合、緑草給餌、集卵など、一般養鶏に比べて、数段人手がかかるので、価格は割高ですが、味と安全性には自信があります。
抗生物質は使っていません。
農場たつかーむでは、抗生物質等の薬剤なしの飼育を実現させています。ニワトリが抗生物質無しでも健康的に育つよう、さまざまな工夫をしています。
【抗生物質を使わないためのポイント】
とにかくニワトリが健康的に育つようにすることが大事です。
- 放し飼い鶏舎の中で太陽を浴びてニワトリたちはすくすくノビノビ育っています。ニワトリにストレスを与えないことが健康づくりのポイント。
- ミネラル豊富な湧き水を飲み、新鮮な空気を吸い、乾いた床(とこ)の上を、ニワトリたちは元気に走り回っています。
- ニワトリ本来の生命力を維持させるために、エサには薬剤や防腐剤などの添加物は一切使用しません。(ポスト・ハーベスト、遺伝子組み換えの心配もない、北海道産飼料を使っています)
- 自然界によい働きをするEM菌を飼料にまぜて使っています。乳酸菌や酵母菌など80種類以上の善玉菌を含むEM菌で、ニワトリたちも健康です。
野鳥と遮断しています。
高病原性鳥インフルエンザ感染源の一つとされる、野鳥による媒介。たつかーむでは、野鳥とニワトリたちを遮断するために金網を貼ることで野鳥の侵入を防いでいます。
農場たつかーむの飼育方法は、開放鶏舎(ニワトリたちが自由に地面を走り回ることができる)による自然養鶏。新鮮な空気を入れて通気性をよくするために、壁はふさいでいません。
このため、特に野鳥との遮断には細心の注意を払わなくてはなりません。
徹底した品質管理体制。
卵の品質を定期的にチェック。問題が発生すれば、即対応できる仕組みをとっています。
サルモネラ検査
毎年、家畜保健衛生所によりサルモネラ検査が行われます。農場たつかーむの卵は、全く異常は出ておりません。PL(製造物責任法)保険
万が一、生産物に異常があった場合の保障保険に加入しています。
※農場主が毎朝、生で食べています。卵の品質の変化がわかるのは、20年間にわたって当農場の卵を食べ続けてきました。
環境に配慮しています。
開放鶏舎での養鶏では、ニワトリたちの糞(鶏ふん)は、外気に当たることによりすばやく乾燥します。また、ニワトリ自身が地面を歩き回り鶏糞をかくはんすることにより、鶏ふんがよくかき混ざり、発酵も速く進みます(チキンロータリー)。このことにより、鶏舎からの鶏ふんの運び出しも水分が少ない状態と、甘い発酵臭で、人間の労力も軽くてすみます。この鶏ふんは、 EM菌を混ぜて自然発酵しています。また、飼料や水にもEM菌を混ぜ、さらには鶏舎にもEM菌類を散布しています。薬剤や添加物を一切使用しない養鶏方法なので、鶏ふんも安心して使っていただけます。近くの有機農家の方や、ガーデンニング、家庭菜園の愛好家の方にも好評です。
ニワトリと人間の一日のお仕事
このほか、鶏舎から鶏糞を出す作業や、卵のトレイづめ作業などを行い、一日の仕事は夕方5時に終了。養鶏の仕事は毎日、これらの作業の繰り返しです。ニワトリは一年中休まず卵を産みます。そんなニワトリたちと一緒に過ごすと、ニワトリたちのことがよく分かってきます。元気な卵をみなさまにお届けできるよう、今日も鶏舎に向かいます。